Webで日記を書くということ

先ほど確認したところ、昨日までの時点で42日、何かしらこのはてなダイアリーに書いています。
思い立った時にだらだらと書いてきたうちに、いつの間にかそれなりに続いていますね。


先日サイパンでの出来事について書いている時に、ふと思いました。
「Web上で日記という名前でその日のことを書いているけど、これは一体どういうことなのだろう?」と。


私は、会社のイントラネットサイトにもちょっとした文章を書いています。といっても、仕事には全然関係ない内容で、どちらかといえば息抜きに読んでもらうためのものです。
仕事で使う技術資料などをイントラサイトに載せているのですが、特に営業職の人はどうしてもイントラサイトから自分でダウンロードするのが面倒らしく、メールに添付して送ってくれとリクエストしてきます。しかし、資料は随時最新の情報に更新していますし、内容を更新するたびに全員に送るわけにもいきませんから、できれば使うタイミングで自分で最新の内容にアクセスしてほしいのです。
そこでイントラサイトにアクセスする癖をつけてもらうために、息抜きの文章などを載せて暇な時に読んでもらうことで、自分からイントラサイトに来てもらうというのが目的です。


つまりにイントラに書く時には、ちゃんと目的と対象とする人が見えています。それに対して、ここで書いている時には目的も対象もなく、その日のことや思ったことを何となく書いています。
そんな中で、サイパンのことを書きながら「ああ、何か文章が冗長だから書き直そう」とか「長文になったから、『続きを読む』という形式にしよう」とか考えていた訳です。そうなると、突然気になったんですね。「Webで日記を書くというのはどういうことなのだろう?」


普通、日記は人に公開しません。だから素直に思ったことを書くことができるんだと思います。でも、Webでブログというしくみを使って書いているんだから、誰にでも読まれます。ということは、正直なところ思っていることをそのまま書くことはできません。そしてヤヤコシイことに、私自身が、誰かに読まれるということを了解して(いや、むしろ誰かに読まれることを望んで)書いているのです。
といって、昔の日記文学「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。」に倣って文学をして訳でもない。女でもないし。
伝えたいことがあるわけでもなく、読んでもらう対象もわからない。役に立つ話があるわけでもなく、面白い話でもない。
PVが増えているので、たぶん通りすがりのどなたかには読んでもらえたのでしょう。とりあえずはそれで十分。私が”ここ”にいることは許してもらえた気がします。
(ああ、まとまりない・・・)