ローマ人の物語11 ユリウス・カエサル ルビコン以後<上>

ローマ人の物語 (11) ユリウス・カエサル ルビコン以後(上) (新潮文庫)
読み終わりました。
この巻はガリア戦役以後、旧体制を維持しようとする元老院派に担ぎ出されたポンペイウスカエサルの戦いを中心に描かれています。
ハンニバルvsスキピオに比べると、ポンペイウスvsカエサルは内戦であるだけに政治的な色合いが濃く、特にポンペイウスの武将としてのレベルの低下も相まって、単純に武将同士の対決としての迫力としては一歩も二歩も譲る印象です。それはもちろん質が異なるというだけの意味であり、どちらも歴史に大きく関わる重要なものであったことには違いはないんですけどね。